吹割の滝からバスに乗る。次の目的地は鎌田だ。
吹割の滝はぎりぎり沼田市にあるが、少し北上すると片品村に入る。
国道120号を10kmほど北上し、関越交通の鎌田営業所前に到着。ここで下車する。
鎌田周辺には村役場や道の駅、郵便局などの施設が集まっている。
群馬県利根郡片品村は、西の武尊、北の尾瀬、東の丸沼と、ざっくりと3地区に分けられる。
(ずっと武尊を「ぶそん」と心の中で読んでいたが、「ほたか」だったヨ。(´・ω・`))
片品村の南に位置する鎌田は、ハブ的な位置づけのようだ。
あまりちゃんと調べていないけど、401号で北上するのが尾瀬へのアクセスルートの1つだろう(下図)。
ところで、上の地図をしげしげ眺めていて気が付いたのだが、私は尾瀬ってずっと栃木県だと思っていた。
地図をみれば、半分は群馬県だし、上半分は福島県だ。
「はるかな尾瀬~ 遠い空~」というフレーズから、栃木県のはるか彼方を漠然と想像していたので、
尾瀬は群馬県でもあったということに、軽い驚きがあった。
もっとも、尾瀬に行くのはそう簡単じゃない。
歌のように直線距離ではかれないものが実際にはあるんだよね。
バスを降りて少し歩くと、片品村役場と道の駅がある。
道の駅「尾瀬かたしな」は去年の7月にオープンしたばかり。
旅人が求めがちな「わび・さび」はみじんもないけれど、実利をとった機能的な道の駅という意味では立ち寄る価値のある場所だ。
販売所に入って「おおおっ」と思ったのは、トマトジュースの種類が豊富だったこと。
生産者ごとに独自ブランドがあって、瓶詰で販売されている。
ざっと数えただけで5種類以上あった。
トマトジュース好きとしては全種類2本ずつぐらい買って帰りたいところだけど、徒歩で来ている悲しさ。
泣く泣く2本購入で我慢する。
食堂は2つ。かたしな食堂と村民キッチン。
村民キッチンは日(または週)によって調理提供者が違うスタイル。
花豆のプリンって、ちょっと想像がつかない。
おそるおそる注文してみた。
上の写真では、少しぷるんぷるん度が低そうに見えるが、実際にはくずもちプリンのような柔らかな口当たり。
花豆のプリン、味が想像できなかったけど。ちょうどいい甘さの煮豆を滑らかにしたような絶妙な味わいだ。
毎日でも食べたい味である。
まったく知らなかったけど、標高の高いところでしか実を付けない片品産の花豆は、この地の名産品のひとつらしい。
花豆の見た目はそら豆を二回りぐらい大きくして小豆色をしている。
私も乾物の状態で見たことはあったけど、花豆スイーツは初体験だ。まぢ美味しい。
ちなみにお昼はカレーである。
せっかくここまで来たのにカレーじゃなくてもと思われるかもしれない。
本当は丸沼のダムカレーがあると聞いていたけど、訪れたときは普通のカレーしかなく、まあいいやとカレーを注文。
とっても美味しかった。それから、炭酸のリンゴジュースが最高。たぶん、自家製だと思う。
北側には、テラスがあり、尾瀬大橋を眺めることができる。
南側の庭には、3本のシャワーが円状に立っていて、夏場の暑い時は水浴びができるようになっていた。
新しい施設だけに、いろいろと考えられている(トイレも綺麗だ)。
真冬はどんな感じになるんだろうか。
丸沼方向へ向かうバスの本数はとても少ない。
乗り遅れないように早めにバス停に行き(20分ぐらい早め。性格だから仕方ないな)バスを待った。
次の目的地は菅沼(すげぬま)だ。
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