目指すは塔ノ沢 徒歩でしかたどりつけない駅 【2021年晩秋の箱根路】

 

 

 

箱根登山鉄道の塔ノ沢駅は、大正9年に開業。駅ホームの両側にはすぐトンネルが迫り、駅から南側にある国道1号に下る道は1本しかない。その道は急勾配で狭く、徒歩でしかアプローチできない特異な立地の駅である。

ロマンスカーで箱根湯本へGO

乗車するのは「はこね51号」(2021年12月当時)

 

ロマンスカーは人気の列車だが、12月半ば頃なら日曜日でも空席がある状態。新宿7時発の箱根湯本行きに乗車する。

 

ロマンスカー入線

 

およそ90分ほどで、箱根湯本駅に到着。箱根の玄関口の駅だけあって、想像していたよりずっと大きくて立派だ。

 

箱根湯本駅

 

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土木遺産を横目に

 

箱根湯本駅(地図①)の1つ先に、塔ノ沢駅がある。今回は国道1号を歩いて、徒歩で塔ノ沢駅にアプローチすることにした。

国道1号沿いには国の重要文化財になった旭橋・函嶺洞門(かんれいどうもん)・千歳橋などがあり(地図②・④・⑤)、駅伝でおなじみの風景を楽しみながら散策できる。

 

 

旭橋を超えるとすぐに、進行方向右手(国道1号の北側)にラバーゲートの堰が見えてくる(地図③)。2km下流にある山崎発電所の取水口で、10kmちょっとの荻窪用水の開始点でもある。荻窪用水については、また別記事で(たぶん)。

  

12月半ば、晩秋の様相をみせる早川

 

運転開始は昭和11年。その後、改修されたが改修前はローリングゲートだった

 

千歳橋の先に、駅入口の階段あり

千歳橋。橋向こう右手に見える崖の、さらに上った先に駅がある

 

千歳橋までくれば、塔ノ沢駅入口はまもなくだ。看板の「鯛ごはん」が、やけにおいしそうに見える。

 

箱根駅伝の中継で何度も目にした国道1号の光景

 

右手に七福神の石碑が見えれば、数メートル先に駅に向かう上り階段がある(地図⑥)。

 

箱根湯本駅方向を振り返り撮影

 

高低差30の塔ノ沢駅へ

 

最初に一気に階段をあがる。

 

正面に見えるのが千歳橋。鯛のピンクの看板も小さく見える

 

左折する角に、お堂のようなものが見える。

 

 

箱根弥八七福神のお堂?

 

ここからは勾配がかなり緩やかになる。

 

左下は国道1号。しばらく道は西に進む

 

まだまだ進む

 

まだ3分もあるの? という感じ

 

また少し階段が急になってきた

 

迷うことはほぼないが、途中T字路にぶつかったときだけ、左に進めばOK。

 

歩いてきた方向に振り返る。ここからは国道1号はもう見えない

 

そのまま道なりにまっすぐ行けば、左手に塔ノ沢駅が見えてくる。

 

左端中央に駅舎がちらりと見える

 

 

標高153mに位置する塔ノ沢駅。国道1号の入口とは、約30mの高低差がある。大型の重機が搬入できないため、1993年の駅横のトンネル拡幅工事では、人の手による作業を余儀なくされたとのことだ(Wikipedia)。

塔ノ沢駅自体もユニークな点があるが、それはまた別記事で紹介したい。

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