![目指すは塔ノ沢 徒歩でしかたどりつけない駅 【2021年晩秋の箱根路】](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07811.jpg)
コンテンツ
箱根登山鉄道の塔ノ沢駅は、大正9年に開業。駅ホームの両側にはすぐトンネルが迫り、駅から南側にある国道1号に下る道は1本しかない。その道は急勾配で狭く、徒歩でしかアプローチできない特異な立地の駅である。
ロマンスカーで箱根湯本へGO
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_3904-1500x1000.jpg)
ロマンスカーは人気の列車だが、12月半ば頃なら日曜日でも空席がある状態。新宿7時発の箱根湯本行きに乗車する。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_3905-1500x1000.jpg)
およそ90分ほどで、箱根湯本駅に到着。箱根の玄関口の駅だけあって、想像していたよりずっと大きくて立派だ。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07722-1500x1000.jpg)
土木遺産を横目に
箱根湯本駅(地図①)の1つ先に、塔ノ沢駅がある。今回は国道1号を歩いて、徒歩で塔ノ沢駅にアプローチすることにした。
国道1号沿いには国の重要文化財になった旭橋・函嶺洞門(かんれいどうもん)・千歳橋などがあり(地図②・④・⑤)、駅伝でおなじみの風景を楽しみながら散策できる。
旭橋を超えるとすぐに、進行方向右手(国道1号の北側)にラバーゲートの堰が見えてくる(地図③)。2km下流にある山崎発電所の取水口で、10kmちょっとの荻窪用水の開始点でもある。荻窪用水については、また別記事で(たぶん)。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07788-1500x1000.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_3977-1500x1000.jpg)
千歳橋の先に、駅入口の階段あり
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07793-1500x1000.jpg)
千歳橋までくれば、塔ノ沢駅入口はまもなくだ。看板の「鯛ごはん」が、やけにおいしそうに見える。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07802-2-1500x1000.jpg)
右手に七福神の石碑が見えれば、数メートル先に駅に向かう上り階段がある(地図⑥)。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_4009-1500x844.jpg)
高低差30の塔ノ沢駅へ
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07803-1500x1000.jpg)
最初に一気に階段をあがる。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07804-1500x1000.jpg)
左折する角に、お堂のようなものが見える。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07805.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_4010.jpg)
ここからは勾配がかなり緩やかになる。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_4011-1500x844.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07809-1-1500x1000.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_4012-1-1500x844.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07810-1500x1000.jpg)
迷うことはほぼないが、途中T字路にぶつかったときだけ、左に進めばOK。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07812-1500x1000.jpg)
そのまま道なりにまっすぐ行けば、左手に塔ノ沢駅が見えてくる。
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07814-1500x1000.jpg)
![](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC07820-1500x1000.jpg)
標高153mに位置する塔ノ沢駅。国道1号の入口とは、約30mの高低差がある。大型の重機が搬入できないため、1993年の駅横のトンネル拡幅工事では、人の手による作業を余儀なくされたとのことだ(Wikipedia)。
塔ノ沢駅自体もユニークな点があるが、それはまた別記事で紹介したい。