幻の貨物線 安比奈線を歩く その3

3回目となる安比奈線探索もいよいよ終盤戦。
前回に続き、終点、安比奈駅を目指すよ。おーっ。暑いけど。
上の写真のおじいちゃん、慣れているだろうけど、農作業大丈夫だろうか。

その2でも載せた撮影場所を示す地図を再掲。
前回は⑭番の場所まで進んだ。
再び北西に進路を変え、⑮番の位置までたどり着く。

 
⑭から⑮までの線路は、見晴らしもよく気持ちよく一直線。
下の写真の正面に見える木々は、その2で紹介した⑭番の位置にあった雑木林。

写真30(場所⑮)

 
⑮番のところで、小さな川と交差している。

写真31(場所⑮)

 
再び、線路が進んでいく南西方向を見る。
線路、影も形もなし。あーあ。笑

写真32(場所⑮)

線路の左側にわりと小綺麗な散歩道があったので、そのまま進んでいく。
自分が進む道の右手側に線路が走っているわけだが、ふと右方向を向いてみると、
当たり前のように、1軒の民家に通じる道を横切っていく線路。

写真33(場所⑯)

 
さて、このあと、私は1つ失敗をしてしまう。
⑯番の場所から西に歩いた後、最初の交差点を北上しなければいけなかった。
そうすれば、再び線路沿いの道をあるけたはずなのだ。

ところが、暑さでやさぐれはじめている私の注意力は落ち、
線路の南下にある道を西に進んでしまい、県道114号に出てしまった。
しかし、もうここまで来たら、そのまま県道114号を歩いて、
⑰番の交差点「八瀬大橋南」まで行くしかない。
あぁでも、やっとやっとゴールが見えてきた!
 


ゴールが見えてきたとはいえ、それほどテンションがあがらなかったのは暑いだけではない。
今回の探索計画を練っているときから一番気にかかっていた場所が、ここから先にあるからだ。

とりあえず、交差点までたどりつく。
まだ8時前後だが、30度は超えたみたい。無風なので、熱が体の中にこもってきている感じがする。

写真34(場所⑰)

気にかかっていたのは、ここから安比奈駅までの道だ。
事前に確認したストリートビューだと、通常はまったく人気(ひとけ)がなさそな場所である。
しかも見晴らしがあまりよくない。
私は見晴らしの良くない、人気のない場所が嫌いなのだ。
 
とはいえ、ここまで来ちゃったら行くしかない。

写真35(場所⑱)

しかし、⑱番の場所まできて、私の足がぴたりと動きをとめた。
人気うんぬん以前に、なんですか、このジャングルのような植物たちわっ。

ストリートビューでみたのとはあまりにも違う。
身長をはるかに超えるアーチ状に覆いかぶさる植物、そして細いくねくねした道が、
「来れるものなら来てみたら」と私をあざ笑っているのである。

ちなみに、私は蜘蛛が大嫌いだ。蜘蛛の巣が道をふさいでいたら、
これまでの苦労をものともせず、即座に引き返す自信がある。
 
とはいえ、このまま引き返すのはあまりにも悔しい。
のぼせた頭で周囲を見回すと、少し先に枯れた低木(1.5mぐらいある)が落ちていた。
それを左手でがっしと掴み、目の前に枝を突き出して大きく回転させながら進むことにしたのである。

下の写真の下方に薄茶のぴらぴらが写っているが、私が振り回している枯れた植物の先である。
振り回しながら、写真を撮るって難しいわー(ばか)。

写真36(場所⑲)

 
ストリートビューで事前に見ていたこの場所。誰かいたらいやだなとその時は思ったけど、
もう暑いし、道はいつまでも続くしで、どうでもよくなっていた。写真も撮ったよ。

写真37

 
 
ひーひー言いながら、やっと西武建材安比奈工場につきあたり、北上する。
少しはまともな道(砂利道だけど)にでられてやれやれだ。
前方に、バイク関連の方たちの姿が見えてきて、ほっとする。
もちろん、私の剣(低木)は、そっと道路の脇に置いていった。

写真38(場所⑳)

 
 
上の看板とは逆側、西方向に安比奈駅(の跡地)がある。

写真39(場所⑳)

あぁなんか、すごくいい眺めじゃない?
剣を振り回して、訪ねてきた甲斐があるというものだ。
バイクと、その後ろの赤い水管橋がいいアクセントになっている。
ここは車や人が行き来するからなのか(?)、まったく雑草が生えていない。

さらに進んでいく。
線路の下に根をはる木々。
自然の力ってすごい。

写真40

 
ちょっと振り返ってみる。
安比奈線、踏破したなーと、しみじみ思う。たった4kmぐらいではあるけれど。

写真41

 
これぞ駅というはっきりしたものが残っていないので、
どこからが駅になるのか、正直よくわからないのだけれど、
少なくとももう少し先の場所と思われるので、引き続き歩いてみる。
ちなみに、線路はもう見えない。

写真42

赤と白で塗り分けられたかわいい水管橋。
アーチも8つぐらいあって素敵なんだけど、もう暑くてどろどろになってるので
アーチが連なっている様子を撮るというところまで頭が回らない。
 
 
 

写真43

うしろから、バイクを台車にのせた車が私を追い越していった。超低速。
この先に、走行場があるようだ。
しかし、上の写真だけみると、ちょっと南国っぽい。サトウキビ畑ではないんだけど。

水管橋の下もくぐる。

写真44

 
 
さらに歩いていくと、やっとお目当てのものが見えてきた。
写っていないが、下の写真右下の草むらに1つ、そしてその先にもう1つ、
コンクリートの台のようなものがみえる。

写真45

 
これが安比奈駅に関係するものなのか、正直よくわからないけど、
このあたりに駅があったことは間違いないだろう。

写真46

 
駅があったと思われる方向には、バイクの走行場が。
暑くないのかしら・・・。

写真47

 
さて、これで私の安比奈線探索の旅はおわり、めでたしめでたし・・と言いたいところだけど、
もう1つ、大失敗をしていることに、帰ってきてから気が付いた。
遡って上にある地図の、㉑番の場所。
ここに橋があったんですよ。事前にわかっていたのに、忘れてしまった。

google ストリートビューより

この場所だけは、リベンジして写真撮りに行かなくちゃ。
でも、もっと涼しくなってからにしようかな。

 
 
以上で、安比奈線の旅はおしまい。
3回にわたりお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

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