城跡から見下ろすレンガ煙突 「案山子」で詠われた街
Wikipediaより 津和野 ライセンス:Opqr / CC BY-SA

 
 
 
 

流しっぱなしにしていたPCの音楽ステーションから、さだまさしさんの「案山子(かかし)」が流れてきた。

「城跡から見下ろせばあおく細い川。橋のたもとに造り酒屋のレンガ煙突」

これまでも何度となく聞いていたはずの歌詞だが、音楽の心地よさに流され深く歌詞の意味を考えることがなかった。ところが今回、やけに一つ一つの言葉が頭に響く。「造り酒屋のレンガ煙突」がトリガーになったみたい。興味あるワードに接すると、何かのレセプターが反応してしまうようだ。

 
 
歌を聴き終わり、この歌詞の場所は実在する、と思った。

 
少し調べると、その場所は「津和野」らしいことがわかる(さだまさしさんファンの方ならアタリマエに知られていることかもしれない)。

西日本の地理がだいぶ怪しい私でも、津和野といえば山陰の小京都と呼ばれる場所であることぐらいは知っている。知ってはいるが、実際に地図でみたことがないので、正確な場所もわからない。今回調べて初めて、島根県鹿足(かのあし)郡の町だということを知る。

Googleマップで調べてみると、確かに津和野城跡がある。実際にその場所から街の様子を見下ろすこともできるし、マウスでドラッグすれば360度方向を確認できる(まったく便利な世の中になったものだ)。
 

 
 
上の景色を見たときに、「あぁ間違いなくこの場所だ」と思った。あの歌の放つ故郷のオーラとおなじ波長を感じたからだ。

 
 
橋のたもとにあるはずの、造り酒屋の煙突を探してみた。

上の画像からは判別できなかったので、平面図から探してみた。私の勝手な推測になるが津和野中学校の南にある高砂酒蔵資料館の煙突ではないかという気がする。

 

 
歌詞に出てくるレンガ煙突(かもしれない)写真は、こちらのリンクから。

 
 

もうこれで間違いない!と思っていたのだが、念のためさらに調べてみると、別の情報もあった。その情報によれば、さだまさしさんの親友がお住まいだった場所で、鳥取県東伯(とうはく)郡にある琴浦という町だ。
 

 
 

確かにこの地にも八橋城(やばせじょう)の城跡があり、すぐ近くに川もある。そして北側には原酒造という造り酒屋があったが、残念ながら2011年に廃業されたとのこと。昭和初期の建物もあったというが、ここにレンガ煙突があったかどうか確認はできなかった。ただ、目の前に日本海が広がるので、川よりも海のほうが目立つ気がしないでもない。

 
 

いずれにしても、複数の場所からインスパイアされた可能性もあるし、こういったものはあまり探しすぎてはよくないのかもしれない。

 
 
今回地図上で探索した2つの町を、雪が綿菓子のように染め抜く様子を妄想しつつ、いつの日か行ってみたいなぁと、毎度のオチで締めることにする。

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