会津塩沢駅 JR只見線不通区間探訪記2 2020/6

2020年梅雨の真っただ中、只見線の不通区間の駅を実際に訪ねてきた。
長く止まっていた時がゆるやかに動き出そうとしている、只見線の「今」をお伝えする。

 
 
不通区間の駅は全部で6つある。ここで紹介するのは「会津塩沢駅」だ。
 

駅名所在地運行状況
会津川口駅福島県大沼郡金山町
本名(ほんな)駅福島県大沼郡金山町不通
会津越川(こすがわ)駅福島県大沼郡金山町不通
会津横田駅福島県大沼郡金山町不通
会津大塩駅福島県大沼郡金山町不通
会津塩沢駅福島県南会津郡只見町不通
会津蒲生(がもう)駅福島県南会津郡只見町不通
只見駅福島県南会津郡只見町

 
 
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会津塩沢駅

 
 

駅に続く細い道を歩くと、すぐに視界が開けて会津塩沢駅が見えてくる。名前はわからないが背景にある菅笠のような形をした山が特徴的。晴天時の空の青さもいいけれど、山肌を滑るように降りてくる雲も味わい深い。写真ではわかりにくいが、駅と山の間は段になっていて、田んぼが広がっている。

 

緑のグラデーションが美しい

 
 
会津塩沢駅は東端(会津川口駅方向)にホームへの階段がある。
というか、線路がない!!

復旧工事が進んでるんだなーと、少しテンションがあがる。
 

線路があった場所に、黒いかたまりが動いている。一瞬目が合った  ☆クリックで拡大

 

ホームの西端、線路の切断された場所まで来た。
ところで、枕木ってずいぶん長いんだね。実際に埋まってる状態のものを横から見たのは初めてだ。

会津蒲生駅に比べると、ずいんぶんと雑草が生え放題である。


 

廃線路(廃線じゃないけど)の風格がある

 

開通すれば、ホームの上にのびのびと生えてる雑草はもちろん、ホーム下のドクダミも除草されてしまうのだろうな。自然植物園みたいで、これはこれで魅力的だけど鉄道施設なので仕方ない。

ホームのコンクリートの割れ目にある苔がいいよねぇ

 
 
待合室は、会津蒲生駅と同じく板で目張りされている。下に会津蒲生駅の写真を並べてみたが、ほぼ同じ作りとなっている。
 

会津塩沢駅には蛍光灯がついている。いまでも点灯するのだろうか

 

こちらは、会津蒲生駅

 

 
 
会津塩沢駅の駅名標の本体も、会津蒲生駅と同じく新しい。
 

駅名標のすぐ下に切符回収箱がある

 

 
 
線路を撤去した区間は、会津川口側のほうが長い。
 

ホームの西端から会津川口駅方向を臨む

 

カラフルな標識が、みな右斜めに傾いている。積雪によるものだろうが、豪雪地帯を実感する

 
会津川口駅方向の線路は除草がしっかりなされていたので、只見駅方向の線路は、ホーム下の線路の再敷設とともにこれから整備されていくのだろう。

 

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代行バスでのアクセス

 
会津塩沢駅の最寄りのバス停は、「塩沢簡易郵便局」だ。駅から少し離れているが、地図を見ていただければ、道に迷うことはないはず。

(※この情報は2020年6月のものです。現地訪問の際は、最新の情報をご確認ください)
 

 

ミニポストの横に、代行バスの時刻表が掲示されている

 
 
 
里山の風景に溶け込んでいる会津塩沢駅。只見線再開通で、その表情をまた変えていくのだろうか。
 
 

☆クリックで拡大

 
 
 

第8只見川橋梁

やわらかな青色の第8只見川橋梁

 
 
会津塩沢駅へは、ひとつ只見駅寄りにある会津蒲生駅から徒歩で向かったが、国道252号線から第8只見川橋梁を見ることができる。

2011年(平成23年)の新潟・福島豪雨ではいくつもの橋梁が流された。第8只見川橋梁は桁の流出などは免れたものの、大きな被害を受けたため今も復旧作業が続いている。

 
 

JR東日本 「2013/5只見線について」より転載
☆クリックで拡大

 

2013年に発表されたJR東日本の報告書によれば、途中、計画の見直しがあったようだが、下の図の一番下にある内容で作業が続いているようだ。(2016年の報告書でも同様の図面が掲載されていたので、おおむね変更がないと思われる)
 

JR東日本 「2013/5只見線について」より転載
☆クリックで拡大

 

   


只見川に沿って国道252号線を歩いていると、下の地図の③の場所で、川向うで盛土作業をしている工事現場が見えてくる。①が第8只見川橋梁だが、少し内側に凹んだ川岸に沿うように鉄道が通っていることがわかる。

①第8只見川橋梁 ②寄岩橋
上の地図③の位置から只見川越しに作業現場を望む ☆クリックで拡大
右側に橋梁の一部が見える   ☆クリックで拡大

 
 
寄岩橋を渡る。この橋の上が、第8只見川橋梁のビューポイントだ。
(ちなみに、この橋の向こう岸につながるあたりも工事中だった。第8只見川橋梁の工事と連動しているのだろう)
 

橋の左手から、第8只見川橋梁が見える

 
 
下の写真の左端にある工事現場が、先ほど③の場所から見た場所である。
 

☆クリックで拡大

 
 
こちらは、橋の右手側。新潟・福島豪雨による浸食かどうかわからないが、川岸が一気に削れらたような跡が残っている。

 
 
美しい里山の風景の中にも、ところどころ見える自然災害の爪痕に気づかされる、そんな旅でもある。
 

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