開放感バツグンなチゴキ埼灯台、あれは釣り人?

 

  

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

 

到達:2022年9月
難易度:■□□□(入門)

 チゴキ埼灯台(秋田県八峰町)の魅力は、なんといっても開放感だ。平らな土地が広がっていて、その先は日本海。その周囲は定期的な草刈りもしているのではないか(結構広いのに)。

 

 

 しかもクルマなら真ん前まで行けるし、ぐるりと一周さえできる。どういうつもりでこのように舗装したのかはわからないが。

 国道101号からわりと近く、行くのには苦労がないし、「見にくる人」を想定した整備がおこなわれている。そのわりに観光客はほとんど来ないから、静かにこの開放感を味わえる。

 灯台を山側から見るととにかく“真四角”なのだが、灯籠の海側は半円形になっている。この「一部だけ曲線」はなかなか味がある。

 

 

 親切なことに、海を見るための展望場所も用意されている。

 

 

 ここから振り返ると。

 

 

 突端に近づいてみよう。岩場のずっと先(写真上下中央、左端近く)に人がいるぞ。

 

 

 釣りをしているのか?

 

 

 展望場所のすぐ下は波打ち際ではなく、少し平らな岩場になっている。そこから数十メートル高いところに、灯台のある平らな土地があるのだ。平地が階段状になっている、そう、それは海岸段丘(海成段丘)だ。

 北に見えるのは、秋田と青森の県境にある須郷岬のようだ。空の上下中央、右から3分の1ぐらいのところにゴミがある、と思ってよく見たら、どうも鳥のようだ。

  

 

 記憶にないのだが、トンビがピーヒョロロと鳴いていただろうか。そんな鳴き声が似合う、気持ちのいい場所だった。

 

  

 

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