仙山線直流電化に貢献 奥新川直流変電所跡を訪ねて 

 
 
 

 

 

 

仙台と山形をむすぶJR仙山線が全線開通したのは1937年(昭和12年)のこと。このとき大半の区間は非電化であったが、山寺から作並までの区間は当初から直流電化された(図1)。

1893年(明治26年)に開通した横川から軽井沢を運行する碓氷線(信越本線)では、連続するトンネルによる蒸気機関車の煤煙が乗務員に深刻な健康被害をもたらした。仙山線においても約5kmにおよぶ仙山トンネル内の煤煙問題を避けるため、当初から仙山トンネルを含む山寺と作並の区間が電化されたのである。

図1 仙山線開通時の駅と電化区間 ☆クリックで拡大

 

奥新川(おくにっかわ)変電所は、同区間に直流電源を供給するため建設されたもので、東北地方において初めての直流変電所となった。

すでに役目を終えて久しい奥新川直流変電所は、貴重な土木遺構として姿を変えつつも保存されている。紅葉深まる晩秋、仙山線の線路沿いにひっそりとたたずむ奥新川直流変電所の跡地を訪問した。

 

 

  

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