静かな場所にたたずむ叶埼灯台は明治期の雰囲気を今も残す

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

到達:2026年4月
難易度:■□□□(入門)

叶埼灯台(かなえさきとうだい、高知県土佐清水市)は、明治時代後期につくられた優美な姿をほぼ保っており、木々に囲まれた静かな場所にたたずんでいる。探検感はあまりないが「入門」レベルの地味な灯台としてお薦めしたい。

足摺岬灯台や臼碆埼灯台と同じように太平洋に面した立地なのだが、敷地から海が見えない点が残念だ。

(国土地理院)

国道321号を土佐清水から宿毛に向かうと、叶崎トンネルという短いトンネルの手前に「←叶崎」「←トイレ」という案内板がある(反対側には案内板がない)。トンネルができる前に岬を回っていた道が現役として残っているのだ。

すぐに自動車道としての南端に到着。道幅が広いのでクルマはとめ放題。

灯台への道もわかりやすい。屋根が見えるのはトイレ。

まあまあ管理されているようだ。トイレットペーパーもちゃんとある。

トイレの横を過ぎ、灯台へ向かう。

道の両側は高さ30mぐらいの崖。海がきれいだ。

広場のような場所が見えてきた。もしや…。

叶埼灯台に到着。手前に退息所(官舎)があったと思われる敷地があり、一段高い場所に灯台がある。

初点灯は1911年(明治44年)8月。1968年(昭和43年)に「改造」されているが「改築」ではなく、明治期らしい灯籠は当初のままのようだ。

今はコンクリート造になっているが、当初灯塔は八角形のレンガ造だったそうで、八角形はそのまま残された。

「明治期の八角形」といえば特牛灯台もそうだった。

海側からは木がじゃまで灯台がよく見えない。光源がLEDなのはわかった。

東側からはさえぎる木がないのだが、この時間は完全な逆光だった。

 

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