

到達:2026年4月
難易度:■■□□(初級)
宇和島港の出入口に堂崎という小さい岬がある。小高い山が海に突き出していて、灯台におあつらえ向きなその場所に、堂埼灯台(どうさきとうだい、愛媛県宇和島市)がある。
対岸(九島、くしま)との間が狭いため、日振島(ひぶりしま)などに行く船からは灯台がぐっと近くに見えるのだが、この立ち姿がいい。海から見るのが本来の灯台の顔であるわけで、堂埼灯台はその魅力を堪能できる灯台と言える。

海から見て堂埼灯台の奥には観音寺というお寺がある。岬の突端には航海の安全や豊漁を願う神社が置かれていることが多いが、お寺というのはあまり見たことがなかったかもしれない。
まずは観音寺を目指す。宇和島の中心地からクルマで10分ぐらいのところにある石応(こくぼ)という漁港が目印だ。
漁港近くの空き地にクルマをとめるが、観音寺へののぼり口がわからない。近くにいた男性(次の写真の赤いシャツ)にお寺に行く方法を聞くと、「向こうの家の奥から行ける」という。

この奥に通路があるってこと?

さらに「海岸の方に回れば、クルマでお寺まで行ける」そうだ。お寺になんの用事かと聞くので、実は灯台に行くのだと答えると「灯台ならこっちからでも行ける」という(次の写真の右方向)。

「一度行ったことがあるけど、大変だった」
「そうですか、こっちからも行けますかね」
「いや、あぶないよ」
ということでこのルートはやめ、最初に教わった行き方にする。
そこまで行くと、細い通路があり、その先にのぼり坂があった。この場所には、表通りからの徒歩道でも来られる。堂崎山観音禅寺というようだ。

急な坂をのぼっていくと、左からの自動車道と合流した。これが「クルマで行ける海岸からの道」だな。

国土地理院の地図には、この海岸からの自動車道と、合流したあとのお寺までの道が描かれていない(地図に青色で書き加えた)。駐車場所から実際に歩いた経路を赤線で示す。

合流地点からさらに急坂をのぼると…。

観音寺に到着。クルマで来たら、この境内にはいらざるを得なかったわけで、それはいくらなんでも申し訳ない。歩いてきてよかった。

写真右の建物の右または左(どっちでもOK)を抜けると、いかにも灯台に行きそうな山道が現れた。

そしてすぐに堂埼灯台に到着。初点灯は1949年(昭和24年)で、1991年(平成3年)に改築されている。おそらくそのときに灯光がLEDになったのだろう。

敷地が狭いので、ほかの角度からはほとんど撮れない。

その代わり、海はよく見える。

そして海からは灯台もよく見える。

クルマをとめた場所からは、コンクリートの岸が灯台の下まで続いていた。しかし、ここをのぼれるだろうか。

お寺から灯台まで歩くときも見てみたが、「ここからおりられそう」と思える場所はなかった。お寺を通る道がある以上、無理やりのぼるという危険はしないでおくに限る。









