非電化路線を『キハ』がゆく① 北上線・気仙沼線・花輪線・磐越西線・飯山線・大糸線

 

 

 

古い土木を訪ね歩いていると、電化されていない鉄道路線を利用することが少なくない。

そんな場所では1日に通る列車の数も少なく、車両編成も1~2両だ。車両には、個々の車両を区別するための識別文字が書かれているが、「キハ」と数字を組み合わせた文字を見かけることが多い。

キハのキは気動車を、ハは普通車を表す記号だ。気動車とは自走できる車両のことだ。

当然と言えば当然なのだが、電気がないのだから、ディーゼルカーのように動力源を搭載していなければ走ることができない。

私は古い木造の駅や、鉄道の線路などが好きだ。ただ車両にはそれほど強い関心はない。と言いつつ、ここ数年の旅で撮影したキハと書かれた車両を眺めていると、愛しさのようなものを感じている自分に気付く。

 

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JR東日本キハ100形、110形

🚋JR北上線 和賀仙人駅

北上線は、北上(岩手県北上市)から横手(秋田県横手市)までの全線非電化路線。全線キハ100系が走行している。

 

2021年10月 和賀仙人駅から出発する下り列車

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🚋JR気仙沼線 柳津駅近く

気仙沼線は、前谷地(宮城県石巻市)から柳津(宮城県登米市)を結ぶ全線非電化の路線。現在は柳津駅が終点で、その先の気仙沼まではBRT(バス高速輸送システム)が運行を引き継いでいる。

 

2022年11月 柳津駅近くを走行する「キハ110-126」。冒頭写真の列車と同じ車両

 

🚋JR花輪線 大館駅

花輪線は、好摩(岩手県盛岡市)から大館(秋田県大館市)を結ぶ全線非電化の路線。

 

2020年9月 大館駅に停車する「キハ111-116」

 

🚋JR花輪線 八幡平駅

同じく、花輪線の八幡平駅。

 

2020年9月 八幡平駅に入線する「キハ111-121」

 

🚋JR磐越西線 上野尻駅

磐越西線は、郡山(福島県郡山市)から新津(新潟県新潟市)までを結び、喜多方から新津までが非電化。喜多方から会津若松を経由して、郡山までが電化されている。気動車は新津と会津若松の区間を走行。

2021年8月に会津若松と喜多方の電化区間を非電化にする計画が発表された

 

2020年11月 上野尻駅を出発する「キハ111-202」

  

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🚋JR飯山線 蓮駅

飯山線は、豊野(長野県長野市)から越後川口(新潟県長岡市)までを結ぶ、全線非電化の路線。

 

2022年9月 蓮駅に入線する下り列車の「キハ110-225」

 

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JR西日本キハ120形

🚋JR大糸線 糸魚川駅

大糸線は、松本(長野県松本市)から糸魚川(新潟県糸魚川市)を結ぶ路線。松本から南小谷までがJR東日本の管轄で電化されている。南小谷から糸魚川まではJR西日本の管轄で、この区間が非電化となる。

 

2020年8月 糸魚川駅に停車する「キハ120-329」

  

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