巨岩の上に蒲江港灯台、どうやってのぼれと?

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

到達:2026年2月
難易度:■■□□(初級)

蒲江港灯台(かまえこうとうだい、大分県佐伯市)は海岸を歩いていき、最後によじのぼる。パターンはその北にある松切鼻灯台と似ているが、それよりは難易度が低い。

蒲江港灯台があるのは大分県の南部、宮崎県との県境に近いところ。複雑な海岸線で、いくつか漁港もあるのだが、ほかには深島灯台ぐらいしかない(防波堤灯台、消波堤灯台、灯浮標などを除く)。なぜだろう。

(国土地理院)

灯台の近くまで舗装道路があるが、駐車したりUターンしたりする場所がなさそうなので、蒲江港のはじっこにある公園近くにクルマをとめた。

公園のトイレはコンクリートが壊れ始めていて使用禁止。少し手前の屋形島・深島 定期船のりばにきれいなトイレがある。

では灯台目指して歩きだそう。突端近くに灯台が見えているのだが、写真だと電柱と見分けがつかないぐらい。トビが1羽写っているが、もっとたくさんいた。

コミュニティバスの停留所がある集落を抜けても、まだ道は舗装されている。

 

舗装道の終わりに来た。右は海岸におりていく階段、左は木々の中を進む細い道、さらに左は住んでいる方がいらっしゃる民家。

細い道がどこまで続いているかがわからない。迷ったが、先人のみなさんが実証済みの「海岸」を行くことにした。

小石がゴロゴロしている海岸を歩いていくと、ほどなく灯台の頭が見えた。

蒲江港灯台の“下”に到着。

しかし、このデカい岩をどうやってのぼればいいのだ?

波打ち際なので右に回り込むことはできない。やっぱり左からのぼっていくしかないよね。

枯草で、足を置けるかどうかがよく見えない。草が生い茂る夏前後に来たらどうなっているんだろうか。1本トゲのある木があったし、手袋はお勧めしておく。

 

足に草を引っかけてころばないようにしながら、ようやく灯台の足元に到着。港の公園から岩登りを含めて20分ぐらい。初点灯は1951年(昭和26年)1月で、1981年(昭和56年)3月に改築されている。

山側を通って、反対側の海岸にはおりられる。でもあんまり絵的におもしろくないな。

ということで引き返すのだが、気になるのはさっきの細道。灯台まで続いているとすれば、このヘンに出てくるはず。写真中央は道なのか、違うのか? 写真左は歩けなさそう。

深みにはまると困るので、同じ海岸のルートを戻った。

だが、さっきの細道がどうしても気になる。無難なルートで灯台に行くだけではなく、気になる道を探るのも“クエスト”なのではないか。

道なのか? 道でないのか?

用途不明の石垣は灯台近くまであった。右方向に石垣を越えると海岸に出てしまうだろう。しかし左はもう進めなさそうだ。

帰宅後改めて地図を見てみると、階段をおりて海岸に出ずに、細道を進むと灯台近くに出るように道が描かれている。

(国土地理院)

やっぱりそうか。無理すれば行けるかもしれない。だが国土地理院の地図に描かれている道は、通れることを保証しているわけではない。ただ挑戦するなら、草木が枯れている冬の時期にしたほうがいいだろう。

 

最後に、地図に書き込んだ蒲江港防波堤灯台を載せておこう。初点灯は1976年(昭和51年)2月で、2009年(平成21年)2月に改築されている。太陽光発電に変えたのかな。

 

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