来島洲ノ埼灯台は2011年初点灯、そんな最近に灯台が新設されているとは

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

 

到達:2024年3月
難易度:■■□□(初級)

 

「日本一灯台密度の高い」馬島(うましま)の4灯台を探索した。難易度トップと思われるナガセ鼻灯台を最初に片付けたので、気が楽になった状態で、次に馬島北端にある来島洲ノ埼灯台(くるしますのさきとうだい、愛媛県今治市)に向かった。

馬島4灯台の位置。青線は歩いた経路(国土地理院)

 馬島がどこにあるか、なぜ灯台密度が高いのか、今治から馬島への行き帰り行程、などはこちらで書いている。

 馬島で最初に向かったナガセ鼻灯台はこちら。

 

 ナガセ鼻灯台に行ったあと、しまなみ海道の橋脚を回り込み、階段を下りて、小さな草地のところまで戻ってきた。

 ここを進んでいくので本当にいいのか。ちょっと不安になる。左の木の枝に布切れが下がっているが、はたして「入口だよ」を示しているのかどうか…。

 右へあがったあと、左へ曲がるのか? どうもそのようだ。

 直進か?右折か?「最初はとにかく上へ上へ」とネット記事で読んだのを思い出した。

 落ち葉が多く、道かどうかがわかりにくいが、道だろうがなんだろうが上に向かってのぼっていくと、尾根に着いた。

 この先はほぼ一本道で、迷うことはないだろう。ただ、木陰がないところは背の高い草があり、春を過ぎるとちょっと歩きにくそうだ。

 しまなみ海道がよく見える。橋の向こうが今治側、左端に馬島バスストップがある。

 ちなみに、これが反対に馬島バスストップから見た来島洲ノ埼灯台付近。いま、右端から灯台に向かって尾根を歩いている途中だ。

 

 やっと、灯台の頭が見えてきたぞ。

 来島洲ノ埼灯台に到着。階段下の草地のところから10分ぐらい。

 初点灯は2011年(平成23年)2月とものすごく新しい。平成の時代になって新しく灯台が設置されるとは、どういう理由だろうか。

 ナガセ鼻灯台はほぼすべてが直線で構成されていたが、こっちは潔いまでの円筒だ。平成モダン? もちろん素材はFRPだろう。

 灯台の先には、馬島から来た方向が見える。左手前にあるのは小島(おしま)。

 小島のすぐそばに、赤い小島東灯標が見える。また、写真右端近く、大下島の海岸近くにアゴノ鼻灯台が小さく写っている。現場では気づかなかったが。

 では、次の小浦埼灯台に向かう。

 

 

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