日本有数の「遠い灯台」足摺岬灯台は名前負けしない風景と姿

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

到達:2026年4月
難易度:■□□□(入門)

足摺岬は日本有数の「行くのに時間がかかる観光地」だが、それでも足摺岬灯台(あしずりみさきとうだい、高知県土佐清水市)の知名度は高い。実際に行ってみたら、名前負けしない風景と姿だった。

 

足摺岬は四国最南端にある。中村(四万十市)、宿毛、土佐清水などの地名は聞いたことがあるものの、詳しい位置関係は今回計画するまでよくわかっていなかった。

(国土地理院)

「最南端」という言葉も微妙で、本土だけか島も含めるかで違ってくる。少なくとも灯台(防波堤灯台を除く沿岸灯台)としては、わずかの差で沖の島にある土佐沖ノ島灯台の方が南にある。なので、足摺岬灯台が「四国最南端」とは言いづらいのが残念だ。

上記の地図でわかるように、この付近はかなり地形が入り組んでいるため、灯台も多い。地図中、足摺岬灯台より西だけでもほかに13の灯台(沿岸灯台)がある。これらは難易度が高すぎまたは低すぎなので、ひとまず行かないことにした。

 

足摺岬はさすが観光地、灯台(と展望台)の近くに駐車場、トイレ、売店などが揃っている。

ただ、駐車場は約20台分しかない。満車だと離れたところ(徒歩10~15分)になってしまうのだが、今回は幸いだいぶ空いていた。

写真左端は観光案内所で、背中が見える大きな銅像は中浜万次郎(ジョン万次郎)。その前の広場を通って展望台に向かう。

すぐに展望台に到着。階段をのぼると足摺岬灯台が見えた。「足摺岬灯台」として紹介される写真の多くは、この場所からのものではないだろうか。近くまで行くと海と一緒に写せないので。

海を背景とした灯台の姿はいいものだ。はるばる来てよかった。

ところで、この記事をいつ読んでもらっているかわからないが、2026年9月から2028年3月に「行こうかな」と思っている場合、展望台が工事で入れないので気をつけてほしい(期間後半は迂回路経由で展望台には行ける)。

足摺岬展望台の工事に伴う立入制限について

展望台から灯台まではきちんとした遊歩道がある。さすが観光地。

途中1カ所だけ、木立が途切れて灯台が見える場所がある。展望台より見栄えは悪いが、灯台の背景が海ではなく(ギリギリ)空であるのがいい。

5分ぐらい歩いて足摺岬灯台に到着。1914年(大正3年)4月の初点灯当時は八角形の灯塔だったが、1960年(昭和35年)7月に現在の形に改築された。宇宙に関心が高まり始めた時代だったためか、ロケットを思わせるユニークな形状になっている。

敷地内には入れない。

海側からも見られる。

岬先端の展望台から見た海。照射灯はこの付近の岩場を照らしているようだ。

ここまで近くなると海を入れた絵は撮れない。でも周囲の木々に囲まれた灯台の姿はさまになっている。

灯台前の敷地は結構広い。できたのが大正時代だから、割と大きな退息所(官舎)があったんだろうな。

展望台から来ると灯台のすぐ横に出るのだが、駐車場からジョン万次郎像とは反対側から歩いてくるとここに出る。灯台との出会い方としては、こっちの方がいいかもしれないな。

 

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