隅田川から眺める豊海橋 フィーレンディール形式としては日本最古

 

 

フィーレンディールという橋の形式がある。この形式を考案したベルギー人のアーサー・フィーレンディール(Arthur Vierendeel)から名付けたもので、梯子を横倒しにしたような見た目のフレーム構造をもつ。

この形式で造られた橋はそれほど多くないが、戦前に造られ現在も現役で残っている橋は2つしかない。

その一つが、日本橋川の最下流の豊海(とよみ)橋で、隅田川との合流地点に架かる橋だ。

  

 

豊海橋の竣工は1927年(昭和2年)。関東大震災発生の後、震災関連の復興事業として架けられた橋の一つである。

 

隅田川を運行中の船より撮影

 ■形式 下路式フィーレンディール橋

 ■橋長 46.13m

 ■幅員 8m

 

次の動画は、隅田川を遡上する船から、豊海橋を撮影したものだ。

 

 

 

ちなみに、現存するもう1つのフィーレンディール形式の橋は、富山県黒部市にある目黒橋だ。1934年(昭和9年)に、黒部峡谷鉄道の猫又駅(富山県黒部市)と黒部川第二発電所(通称:猫又発電所)を結ぶ引込線の橋として架橋された。

豊海橋とは真逆の赤い色が、深い峡谷の緑によく映える。

角を曲線としたモダンなデザインは、90年たった今でも色あせることなく、見る者を惹きつけるパワーを持つ。

  

目黒橋
Tam0031, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

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