![東はどこまでも太平洋、振り返れば太東埼灯台](https://soloppo.com/wp-content/uploads/2022/12/320395886_1555423084901802_6256568478921943946_n.jpg)
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到達:2022年12月
難易度:■□□□(入門)
道がわかりやすくて行きやすい、灯台の立つ景色が心地よい、全面タイル張りがきれい、いいことずくめの太東埼灯台(たいとうさきとうだい、千葉県いすみ市)にでかけた。
国道から曲がったあと、案内板はあるが、実は最短距離ではない。まあ、たいした違いはないけど。
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一番やっかいなのは、道の細さだ。クルマ1台分の道幅しかなく、対向車とすれ違える場所があまりない。
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着いたようだ。先に駐車場が見える。
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日向に出て反対側を見れば太東埼灯台。通ってきた道の上にできた森の切れ目が、切り通しのように見える。
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駐車場に車を止める。あっさりと着きました。
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車道とは別に、歩いて近寄れる経路がある。
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到達の苦労がない、という点ではやや拍子抜けだが、端正なたたずまいは「来てよかった」と思わせる。やっぱり灯塔は四角柱より円柱がいいよね。
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際立つ灯台の白さは、カメラが空を濃い青に補正するほどだ。
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鉄筋コンクリート造りだが、一面に貼ったタイルがきれいだ。そして、付属舎も全部がタイル貼り。この突き抜けた統一感がさわやかさを生んでいる。(ほぼ)全部タイル貼りというのは珍しいのではないだろうか。
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こんな高いところまできちんと貼られたタイル。そして、遠くを見つめるカラス。
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太東埼灯台の一番の魅力は、この風景だと思う。展望台となっている駐車場の東にはおだやかな太平洋が広がる。そして、振り返ると灯台が見える。
岬の突端にあって、立ち姿が容易に見られない灯台も多いが、この灯台は岬から内陸に少し入ったところに立っているので、岬から眺めることができる。逆に、海を背景にした姿は見られないのだが。
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なだらかな平地が多い九十九里だが、その南端でちょっとした高台になっている太東埼。灯台を取り巻いて、東西南北どっちの方向にも心地よい風景が広がるいい場所だ。
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実際、平日の昼間でもわりと頻繁に駐車場までクルマが上ってくる。見たところ、その半分以上は昼の休憩を取ろうという仕事の人のようだ。気持ちはわかる。
これだけの来訪者があることを考えると、行き帰りとも対向車に出会わなかったのは結構ラッキーだったのかもしれない。