鳴門海峡を挟んで向き合う、四角い門埼灯台と丸い孫埼灯台

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

到達:2024年5月、2026年1月
難易度:■□□□(入門)

鳴門海峡を挟んで向き合う2つの灯台がある。門埼灯台(とさきとうだい、兵庫県南あわじ市)と孫埼灯台(まごさきとうだい、徳島県鳴門市)だ。両灯台をまとめて紹介する。

(国土地理院)

鳴門海峡は瀬戸内海の要衝ではあるが、初点灯は門埼灯台が1964年(昭和39年)3月、孫埼灯台が1951年(昭和26年)と、灯台としては思いのほか新しい。多くの船は明石海峡を通り、鳴門海峡を通る船が少ないからだろうか。

両灯台の直線距離は1.3kmと近い。次の画像は淡路島側から、2つの灯台と、鳴門海峡、大鳴門橋(神戸淡路鳴門自動車道)を見たもの。2枚の写真を重ねているうえに、小雨がぱらつく天気のためにかすんでいるのだが、それぞれの位置関係はだいたいつかめると思う。

当然、両灯台を一度に攻略しようとしたのだが、できなかった。門埼灯台付近が工事中のため近づけなかったのだ。

 

では、その門埼灯台から取り上げよう。

現地に行く何日か前に、灯台と同じ場所にある「道の駅 うずしお」が工事中であることはわかっていた。ひょっとして灯台には近づけるかもしれないと思い、念のため行ってみたのだが、やっぱりダメだった。

大がかりな工事のようだ。灯台は道の駅の建物と隣接していたようなので、灯台も建て替えかと思ったが、どうやらそのままらしい。

 

というわけで、道の駅がリニューアルオープンしたあと、再挑戦した。このトンネルは藤だろうか? 花の時期は灯台へのアプローチとしてとてもよさそうだ。以前からあったのか、今回新設されたのか。

そしてトンネルを抜けると…

あっという間に門埼灯台(とさきとうだい)に到着。

階段をのぼったところのドアが入口だが、銘板がどこにも見当たらない。その1階上に回廊があるが、灯光はもっと上だ。建物はどこまでも角張っているし、多くの灯台とはだいぶ違った設計だ。

近くを通る大鳴門橋のクルマに灯光が当たらないよう、右(南側)半分ががっちり遮蔽されている。写真に写っていないが、光源はLEDだった。回廊のところにある四角い窓は照射灯だろうか。

灯台は大鳴門橋を通るクルマからも、上半分が見える。しかしこの形なので、灯台だと思う人はほとんどいないのではないか。

これが新しい道の駅の建物(灯台が半分しか写っていなかった)。この日は週1回の定休日で中に入れず。

今回は天気がいいので、孫埼灯台のある徳島側の大毛島がよく見える(が、右にある灯台が写真ではわかりにくい)。

 

次は孫埼灯台。

ここから孫埼灯台へは、淡路島側から大鳴門橋を渡るのだが、どちら側もインターチェンジ(淡路島南、鳴門北)が灯台の近くにないので、同じ場所を行ったり来たりするような感じになってしまう。

孫埼灯台への道は、鳴門海月というホテルの脇を通り、駐車場の先に入口がある。

この付近は「四国のみち」が設定され(赤い破線)、展望台がいくつもある。赤い「現在地」から左上の「孫埼灯台」に向かう。

森の中を進む。

案内図のところからほんの2、3分で灯台が見えてきた。

 

孫埼灯台に到着。この木、どいてくれ!

木をよけてここまで来てしまうと、全体像が収められない。

そして海側から見ると、単なる円筒だ。

現在の灯台は2018年(平成30年)11月に改築されたもので、それ以前は門埼灯台と同じような角張った形だった。海峡を挟んで似た形の灯台がある、というのもいいものだと思うので、角柱形のままにしてほしかったな。

こちらからも鳴門海峡と対岸を見てみる。

道の駅工事中の門埼灯台がよく見える。

 

ところで、冒頭の地図にもう一つ灯台があったのを気づいただろうか。2つの灯台のやや南、小さな無人島に立つ鳴門飛島灯台(なるととびしまとうだい、徳島県鳴門市)だ。

(国土地理院)

実は現地に行ってから存在に気づいた。淡路島からもよく見える。

孫埼灯台からも。

もっと近くにいいビューポイントがある。上の写真にも見えている大鳴門橋だが、道路の下に「渦の道」という遊歩道があるのだ。

その遊歩道にも行って、鳴門飛島灯台も見たのだが、残念なことに写真がない。「あるのを知らなかったから気持ちが盛り上がらなかった」なのか「どうせ上陸できないから」なのか。理由はわからないが撮影しなかったことが悔やまれる。

 

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