

到達:2025年6月
探検度ゼロ
灯台自体も周囲の風景も整っていて、「絵になる」灯台はいくつかあるが、陸中黒埼灯台(りくちゅうくろさきとうだい、岩手県普代村)もその一つだ。
クルマを降りてちょっと階段をおりればすぐに着くので探検感はないが、「見るだけ」と割り切って寄ってみるのもいいと思う。
国民宿舎のすぐ隣に(国民宿舎とは別の)大きな無料駐車場がある。1台もとまっていないが。ここが灯台への入口だ。
案内板にあるうち、「北緯40度シンボル塔」などほかの3つは歩いてすぐのところにある。
その「北緯40度シンボル塔」を過ぎれば、もう陸中黒埼灯台が見える。
ちゃんとした階段をおりるだけだから、探検感はないけどね。
それはいいのだが、曇りの天気なので、風景はイマイチかなあ。
ということで、翌日時間がちょっとあったので再訪した。上の写真と見比べてほしい。
やっぱり天気がいい方が見栄えがするよね。
階段の真ん中に立っている黒い板は、「枠内に灯台を収めた写真を撮って、インスタにあげてね」というものだった。
たしかに「絵になる」よねえ。
2本の松の木が門柱のようだ。
階段をおりるに従って、水平線が次第に灯台と交差していく。
そして陸中黒埼灯台に到着。ドーム型の灯籠、「東西南北」と漢字表示の方角表示(ただ風見鶏はいない)、ちょっと珍しいコンクリート製の手すり、シンプルな円形の灯塔、シンプルな直方体の付属舎。
2人用のベンチが4つ(2種類が2つずつ)置かれている。カップルがここにすわってくつろいでね、ということだろう。
そのベンチからはこういう眺めだ。この先が、雄大な断崖が見どころの景勝地、北山崎だ。写真右端に国民宿舎の展望食堂と思われる建物が見える。
その国民宿舎を考慮したと思われる遮光板が大きい。光源を含めた写真を撮ろうとしたが、電線がちょっとじゃまだ。まだLEDになっていないようだ。
駐車場から5分。観光地として整備されていて、「灯台を見てきたよ!」と自慢するのにちょうどいい感じだ。帰りは少し息が切れるが。