きれいな自然公園と人の少ない水族館、ついでに番所鼻灯台

 

ナギヒコさんから寄稿していただいた記事です

 

到達:2024年4月
難易度:■□□□(入門)

 

 番所鼻灯台(ばんしょはなとうだい、和歌山県白浜町)は、ほかの灯台のような探検感とは別の楽しみ方がある。

 番所鼻灯台があるのは、番所山公園という国立の自然公園で、展望所、遊歩道、広場があるところだ。さらに、園内に南方熊楠記念館が、すぐ隣には京都大学白浜水族館がある。家族連れで遊びに行くのに最適な場所だ。

 まず、駐車場に入るところからして楽しい。「門の中にまでクルマで入っちゃっていいの?」と思ってしまう。しかも、信号機がついている。

 門の中はこんな感じ。傾斜が急だし、クルマ1台ギリギリの幅だ。そりゃ信号が必要だよね。

 上りきったところに10台程度の駐車場がある。もちろん、こちら側にも信号がある。

 入ってから満車だとつらい。こういう面倒を避けたい人は、門の外にも駐車場があるのでそちらを。

 

 灯台に最短で行きたい人は、駐車場横のここから右方向に下っていくのがいいと思う。

 芝生広場というところを通過。

 芝生広場から見える、さわやかな海の景色。向こう岸はリゾート地の白浜で、ホテルが密集しているあたり。

 5分ぐらいで、展望台のある広場に着く。灯台は右の奥の方。

 せっかくなので展望台にのぼった。北方向に見える灯台は田辺沖ノ島灯台のようだ。

 

 展望広場の奥に進んでいくと…。

 番所鼻灯台が見えてきた。

 だが、木で全景が撮れない。

 上半分だけを撮る。

 江須埼灯台と同じように、「全体を撮れない」灯台だった。

 

 探検度、そして灯台自体はそれほど魅力がなかったが、気持ちのいい広場や見晴らしのいい展望台、そして南方熊楠記念館など、“自然公園”としていいところだと思う。

 そしてもう一つ、公園に隣接する京都大学白浜水族館もなかなかいい。イルカショウとかのパフォーマンスイベントがあるわけではないが、研究施設だけに生物の種類が豊富だ。「こんなに多種の生物がこの近くの海にいるんだ!?」という驚き。しかも人が少ない。

 大きな水槽の大型魚、小さい水槽の珍しい生物、静かな環境でゆっくり見るのはどうだろうか。

 

(国土地理院)

 

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